運命の鏡~いいお顔、いい空気~ [スキルアップ]
誰しも鏡の中の自分を、最低1日1度は見ていると思います。女性は、たいていお化粧をしていますから、食後に口紅が落ちていないか、お化粧が崩れていないか、朝の洗顔の時以外にも何度か自分の顔を見ていることでしょう。でも、案外観ていないものです。自分の顔は、見ていても観えないのでしょうね。それに鏡を見るときは「いいお顔」をするようで、普段自分がどんな顔で仕事をしているかご存知ないでしょう。それは当然のことです。私も自分の顔の変化は、写真にしないと分かりません。
顔にはその時の心情が表れるものです。以前働いていたあるスタッフのことを、取引業者の担当者に言われたことがあります。「身内みたいに毎日顔を見ているから気付かないでしょうけど、あの人は随分と顔が変わりましたね。入社したころと顔つきが違いますよ」と。業者に言われる前から気づいていました。笑顔が消えたのです。でも、そんなことは身内でさえ、なかなか言えないものではないですか?ましてや他人がそんな苦言をするなんて殆どあり得ないのです。
笑顔が消えたのと同時に、取り巻く空気が澱んでいるのも見えました。不思議なもので、笑顔というのは自分自身の印象を変えるだけでなく、呼び寄せる空気まで違ってくるようです。
身だしなみのために見ている鏡を「運命の鏡」にしてみませんか?
デスクのパソコンの脇に、スタンドの鏡を置いて、時々仕事をしている自分の顔を覗いてみませんか?眉間にシワが寄っていたら、顔の筋肉をほぐすのに笑顔を作ってみてください。最初は無理があるかもしれません。何事も練習です。鏡がなくても笑顔を保てるようになったら、あなたのさらなる幸せは、きっと目前だと思います。昔から、「笑う門には福来る」とも言いますしね。
一人で全部食べられたら、こんな幸せは他にございません。
7月のLAからお届けします。 [近況報告]
ロフト風のアパートで
愛娘をソファーに座らせポーズを取らせようとしました。
左からは、今日も晴天の兆しの明かりが・・・。
気になるのでしょう。外の様子。
さあ、お買い物!
最初のお店は写真だけです。
だってご覧ください。ガラス越しに見える紳士服。
しかもXXLサイズのお店ですよ。
日本はスレンダーなマネキンしか見かけませんよね。
LAは、Lサイズのお店はLサイズのマネキンをディスプレイしているんです。
女性のLサイズのお店も、そのリアルさに微笑んでしまします。
売る秘訣~自分の商品を好きになる~ [スキルアップ]
私は職場も人も物も基本的に同じだと思っています。要するに良いところを見つけられるかどうかだと思うのです。会社も人も物も「完璧」はあり得ないのです。私にとって完璧でも、他の人にとっては完璧ではないことも沢山あります。でも必ず良い点があるはずなんです。それをいくつ見つけられるかが、幸せに通じるのだと思っているのです。
私の販売している化粧品で例えるなら、使用しようと思っている成分を調べるところから始めます。既に完成したものをあてがわれる立場なら、それらに使われている成分や部品の特性を、自分で調べてみてください。そうすることでどんどん良さが見えてくると思うのです。そして人にすすめた後は、必ず感想を伺うのです。感想の中にはきっと良いも悪いも出てくるでしょう。その時は、良いことだけ聞いておくのです。占いと同じですね。良いことだけ信じている方が幸せだと思うのです。そして、いただいた良い感想を、他の人に話してみてください。もっと好きになるかもしれません。こういうことは理屈抜きに先ず実行してみるといいのです。最後に、自分が扱っているものを好きになってから他社を試してみてください。これ以上は申しませんが、きっとこの流れで取り組んだ時、「なるほど」と膝を打っていただけると思います。
恋人との間がマンネリ化していたり、夫婦の倦怠期がきていたら、もう一度出会ったころに立ち返って考えてみてください。製品も同じで、何年も同じ製品を販売していると、最初の感動が薄れがちです。最初からすごく好きになれても、結局飽きがくるのです。いつも新しい気持ちで、感動をもって接することができるか否か、そして好きになれるかどうかは結局自分自身なのです。向こう側にあるものではないのです。そして、好きになる必要がなければ好きにならなくてもいいじゃないですか。ただ、自分が扱うものは好きになるほうが幸せだということです。
クレーム対応のしかた [会社]
当社のクレームの多くは肌トラブルですが、中には期待したような効果が得られなかったとか、お届けした製品に不良が出たとかもあります。何にでも例外というのがありまして、稀に、おわびの製品欲しさかしら?と思うクレームもあります。
比率で多い肌トラブルのクレームについては、まず私はお詫びをします。それは女性にとって顔が赤くなったとか湿疹ができたというのは大変なことだからです。正直、最初はその気持ちを理解することができませんでした。私は犬と遊んでいて、顔や体に切り傷や打撲跡が日常だったからなのです。それがある時、化粧品の原料のテストをして、顔が焼けただれるという経験をしました。そんな時に限って、営業に行かなくてはならない予定が入っていました。真赤に焼けただれた顔に、無理やりパウダーファンデーションをごしごしすり込んでも、真っ赤な猿のお尻のようなただれは隠せませんでした。先方の担当者に会うなり「すみません、こんな顔で。原料のテストでただれてしまって..。」と思わず言い訳をしてしまいました。その時に「そっかあ、顔の肌トラブルはこういう恥ずかしさがあるんだぁ」と理解できたのです。それからは、私だったらどうなのかではなく、お客様にとってどうなのかということを考えるようになったのです。
また、数少ないクレームの中に、お詫びの品目当てとしか思えないものもありました。2パックで100粒入りというサプリメントで、そのうち2粒が湿気をおびていたとお電話をいただきました。即、交換とお詫びのために1パック(50粒)をお送りしました。するとさらにお怒りでお電話をしてこられました。普通は100粒送ってくるものだと言い張って、送ってこないなら、しかるべき所に訴え出てやるとおっしゃるのです。50粒でお詫びとしたことが間違えていたのかもしれません。しかし、この時私は、私共がお客様の期待に応えられる会社ではないことを申しあげ、今後は他社でお求めいただくことをおすすめし終わりにしました。
クレームは、人それぞれ感じ方が違う以上おこらないことはないのです。それを最小限にとどめるのは、できる限り迅速かつ誠意ある対応と、私は信じています。
コールセンターの面々です。
「私たちもがんばっています!」
長続きをさせるコツ [スキルアップ]
三日坊主...私の為にあるような言葉です。何をしても長続きしない私でした。生れ落ちた時から、飽きっぽい性格をもらってきたとしか思えないほど飽きっぽいのです。その飽きっぽさたるや尋常ではなく、「飽き症 大会」があったら優勝間違いなしという私がいました。
この飽きっぽい私が、何故継続できるものを見つけられたのか?色んな理由があるのですが、1番大きな理由は、「理想の姿」を描けたことだと思います。理想の姿を得るために、する(行なう)事は決して難しいことではありません。しかし、今の自分の位置を発見できなかったら、どこに向かえばいいのか、何をすればいいのか未だ暗中模索していたと思うのです。
基準は今の自分です。いきなり理想の姿まで ひとっ跳びはできないことを知ることです。現在の自分に負担なく、むしろ楽しいと感じながら出来ること、それがどの程度なのかを知らないといけません。負担がかかるほどしてしまうと、段々苦痛になり、止める理由を探し始めるからです。
私はこの数年間、モノを持たないトレーニングをしてきました。何十年もしてきた衝動買いをやめる習慣を身に着けるためです。もし増えすぎたら、即刻処分する。処分するのも私には「えいっ!」と気合が必要です。でもその後にくるのは爽快感なのです。身の回りにモノがあふれていると、掃除が苦手な私にとっては、大きなストレスになることを知りました。仕事もしかり...。余計なことを沢山ぶらさげて歩くと、歩行が困難になるのです。それはスッキリした後に、初めて気付けることなのです。
人から見たら「下らない、そんなこと出来て当たり前でしょ」と思われることでも、そういう評価は気にしないことです。そして毎日行なえたことに対して、自分を褒めること。これが大切なのです。そして一つクリアしたら次のテーマをつくる。それが一歩ずつ頂上に近づくことだと思うのです。
月一回は目黒不動尊へお参りに行きます。
メールエチケット [コミュニケーション]
私の書く手紙やハガキは、挨拶がきちんと出来ていないと思います。昔「手紙の書き方」という書籍を買ったこともあります。でも、ここに書かれているのは企業間のやり取りや、冠婚葬祭のお知らせや御礼、そのほか式典・行事のご招待など形式ばった手本でした。昔、ほんのちょっとだけ、季節の挨拶からはじまる手紙を書いたこともあります。でも私にはこの形式ばった手紙の書き方が合わなかったのです。書き始めがかしこまっていると、その後が自分の言葉にならないのです。自分の知らないところで、「いい年になって、手紙の書き方一つできない」と批判されているかもしれませんが、私にとってはそんなことはどうでもいいのです。
手紙(やメール)を書くときに、一つだけ忘れていけないものがあるとするなら、相手に対する尊敬の念です。必ずどんな人でも良いところがあるように、何かしら自分より優れたところがあると思うのです。電化製品や機械を直すのが上手な人、宇宙物理に詳しい人、笑顔の素敵な人。手紙をしたためている時、その人を、その人の優れたところを思い出しながら表現すれば、それは相手に伝わるものだと信じています。
手紙(メール)、ハガキ、メモ書き...これら全てが私のコミュニケーションの手段なのです。だから、ここに世間一般の形式は必要ないのです。気持ちが伝えられれば、それが全てなのです。
相手のイメージに合わせて使い分けます。
人の器とは [スキルアップ]
器とは“読んで字の如し”、どれだけのものを許容できるかだと思うのです。今でも自分の器が大きいとは決して思いません。だから毎日毎日トレーニングを繰り返すのです。まるで筋肉みたいですね。訓練を怠れば衰えるし、訓練をし続ければ維持できるし、大きくもなる。これに伴い“清濁あわせ呑む”という言葉もあります。残念ながら、器は自分で測ることはできないのです。それを教えてくれるのは、関わっている周りの人達だと思います。職場でどんな仕事を依頼されますか?どんな立場を命じられますか?それは、あなたが出来ると思われているから指名されるのです。OL1年生がいいつけられるコピーの仕事を言っているのではありません。難問だと思うことを命じられたら、自分がその器になったのだと思ってください。難しいことに立ち向かえる機会は、自分の為に多いに活用すべきです。
経験も少ないのに「できません」という事を言うべきではないのです。これは自分を蔑む言葉にしかなりません。確実に自分の評価を下げる言葉になります。折角の機会も損失し、そして自分にトレーニングの機会も与えてあげない。そういう人は、出世やお金持ちになることを考えるに相応しくない人なのです。お金儲けも出世も多いに結構!それらを得るには相応しい器があるのでしょうから。相応しくなかった時は、いずれ逃すのです。
私の著書、お客様をたちまちとりこにする「売る技術」p.155にも器を広げるとどうなるのかについて少し触れていますので、よかったらそちらもお読みになってみてくださいね。
― こころ遣い ―
上半期ベストセラー、お祝いの花束にカードも添えられて。
ベストセラーの受賞について、前もってお伝えしたことはありません。
ですが、毎回、お部屋にさりげなくお花とカードが飾られています。
QVCで大きなイヴェントがある時、いつもお世話になるザ・マンハッタンホテル。
お部屋はとても豪華で、それ以上にスタッフの方々のサービスが最高です。
私の社長論 [会社]
社長とは~社長の役割~
会社の規模が違っても、社長の条件として言えることがあると思います。人材の活用を熟知している人。つまり適材適所を見極めて、上手く配置のできる人ではないかと思います。また共通している一つに、ネコ派より圧倒的に犬派が多いということです。要するに面倒見の良い人ですね。
社長になるには~社長の素質、心構え、こんな人が向いている~
転んでも只 起きないこと。転んだら必ず何かを掴んで起き上がる!そして不屈の精神。それからケチでしょうか。私は現金を沢山もっていると、気付かぬうちにお金が消えています。ある時あんまりお金がなくなるので、誰かが抜き取っているのではないかと思ったこともありました。しかし自分で使っていたのです。それが会社のお金となると、1万円使うのも「何故? 採算は取れるの?」と無駄なお金は一切出したくないという姿勢です。スウェーデン発のお手頃家具のIKEAの社長は、いまだに飛行機はエコノミー、そして車は15年前のヴォルボだそうです。ここまで徹底すると世界で4番目のお金持ちになれるのでしょうね。
こんな社長はダメだ~自分の経験からの「いい社長」「ダメな社長」~
何でも出来てしまう社長は器用貧乏じゃないでしょうか。私も昔は何でもそこそこ上手くできていたほうだと思います。若気のいたりというのもあると思いますが、自分が出来ることは他人にも強要してしまいがちです。でもできない人にとっては「何故できないの!?」という言葉は、責められたと取るようです。これでは人間関係が上手くいくわけがありません。自分にはできないことが沢山あることを知って、それを補ってもらっているという気持ちが丁度いいのだと思います。
社長として~社長の立場から伝えたいこと~
今、流行のように“キャリアアップ”だの“起業”だのと週刊誌に踊らされている人が多いように思います。本当にキャリアアップ、あるいは起業するに相応しい行動を取っているのでしょうか。経営者と話をしていて共通意見があります。「あまりにも言っていることとやっていることのギャップが大きな人がいる」ということです。 起業しようがしまいが、がむしゃらに働く、損得抜きに働く、これが後々自分に返ってくることです。「情けは人の為ならず」の本当の意味でしょうか。
ユタ。
紙を食べて怒られました。
人の機微がよくわかります。
“外見”エチケット [コミュニケーション]
昔から「人は見かけによらない」と言われてきましたが、長いこと生きていると「人は見かけによる」と変わってくるのです。まず、人生が顔に表れる。これは子供からしてそうなのです。“四十にして自分の顔に責任を持て”ともありますよね。40歳になってからでは遅いので、今回は割愛します。
時々、女性でも「お化粧は嫌い」という人がいます。でも年齢を重ねると、見た目の美しさは段々衰えてきます。華美なお化粧も疎まれますが、ノーメイクというのも考え物です。女性にとってのお化粧は、身だしなみの一つと考えましょう。ここでもやはり清潔感のあるナチュラルメイクがいいですね。たとえ厚化粧をしても、色物をあまり使わなければ、(ファンデーション次第で)厚化粧に見えません!
また、服装にも大切なポイントがあります。袖丈とスカート丈、スラックス丈は、少々お金がかかっても直しましょう!自分に合わない丈のものをそのまま着ていると、洋服に着られている感じになってしまいます。洋服は自分が着こなしましょう。
そして、自分の好印象の付け方ですが、国民性からも大切なことがあります。それは匂いです。誰しも多かれ少なかれ体臭はあります。日本人は欧米人に比べ体臭は少ない方ですが、それだけに匂いに敏感です。営業、接客業の人は、相手に不快な思いをさせないよう、特に気を使うべきでしょうね。オーデコロン、オードパルファン、香水(パルファン)と濃度はさまざまですが、意識して利用して欲しいものです。本当の清潔とは別ですが、さり気ないほのかな香りは清潔感を感じさせます。とても大切なことです。できたら服装全般も清潔感を基本に考え、次に独自のお洒落感を出して欲しいと思います。
以前、髪を1週間に2~3度しか洗わない女性と一緒に仕事をしたことがあります。
「あなた臭いわよ」と言えなかったので、さり気なく「香水つけないの?」と聞いてみました。すると「私そういうの嫌いなんです!」と返ってきたのです。何故か体臭のキツイ人ほど香水などを嫌うみたいです。自分の匂いって分からないものですから、人からそんなことを言われたら、ちょっと気にしてみてください。香水は、つけた自分は殆ど匂わないので、嫌わず使ってみてください。
香水は自分のためにもつけています。
耳の後ろに付けると自分で楽しむことはできませんが、
手首や腿の内側に付けると、軽い動作で香ります。
苦手なデクスワークの時に、ほのかに香る好きな匂いにリラックスします。
左は皆さんご存知のランコム トレゾー。
右は入手困難なランカスター ショッパー ボディミルクです。
インパクトの残し方 [コミュニケーション]
営業職は事務職に比べ、特に印象付けるということが大切です。そしてまた、営業をするにあたって、いかに他の営業との差をつけるかが死活問題になってくると思います。それは服装なのか、髪型なのか、名前を覚えていただけなくても「あー、あの個性的な人ね」。それでいいじゃないですか。もちろん好印象を残せれば大成功です。できれば自分の好きなことで印象を付けるようにすると、後で苦労をせずに済みます。私は番組の中で、ヒカリものの洋服を着るようにして印象付けていますが、もともとアパレルで仕事をしていた程なので、ファッションは私の趣味でもありました。そうやって楽しんでできれば1番幸せなことですよね。
そして、印象付ける方法は、何も格好だけではありません。お目にかかった後、直ぐにハガキ1枚でも出すようにすると、結構覚えていただけるものです。私は可愛らしいハガキやきれいな便箋を使って手紙を書いたり、筆でお礼状をしたためたりということをしています。お目にかかった時に、相手のことで覚えていることを(好印象として)書いたりすると、逆に相手の方がよく覚えてくださるような気がします。ただし、異性に印象付ける時に注意しなければいけないのは、異性として印象付けないようにすることですね。変な誤解をされると、仕事の場合はかえってお付き合いがしづらくなります。
最初に謝ってしまいますが、私はいただいた名刺に、その方とお目にかかった日や感じた特徴を書き込んでしまいます。長身、レトロなメガネ、ネクタイ派手、アランドロン似などです。
記憶力が衰えた今はこれが多いに役立っています。
方法は人それぞれだと思いますが、自分を印象付けるときは自分が楽しんでできる方法で、そして相手を覚えるときは何かに書き留めること、というのが私のスタイルです。みなさんもご自分にとって一番効果的な方法を見つけるまで、様々な方法を試してみてはいかがでしょう。
ダイヤモンド社から出版されました、
ダメOLをTVショッピングの女王に変えた
お客様をたちまちとりこにする「売る技術」
の写真撮影現場です。
表紙には使わなかった衣装での1枚です。